子供の言葉遊びとは、子供が言葉を通してコミュニケーション力を高めるためにあります。現在の子供たちによく見られているのが、言葉を通して色々な人とのふれあいが少なく、遊びを通して言葉を使う機会も減っているため、自分の気持ちを言葉で伝える事が出来ないケースが増えていると言う事です。
自分の気持ちを言葉で伝える
自分の気持ちを言葉にできなければ、それがキレると言う行動にもつながる事があります。遊びを通し色々な言葉を覚える事が目的で、楽しみながらコミュニケーション能力を高める事ができるのです。
子供は様々な経験を通し、3歳くらいになると自分の気持ちを言葉で伝える事ができるようになります。上手く言葉が出ず、言いたい事がわからないと自分の行動にも歯止めが利かなくなります。
言葉を覚える事は相手に気持ちを伝えるだけでなく、我慢するといった心理状況にも繋がってきます。自分の気持ちを上手く伝えれば、相手の気持ちも自然と分かってくる、それによって自我もコントロールできるようになります。
楽しみながら言葉を覚える
言葉遊びは歌やリズムが盛り込まれており、子供が楽しみながら言葉を覚える事ができます。例えば何歳になっても楽しむ事ができるしりとり、早口言葉、伝言ゲームもその一つです。小さな子供のうちには簡単なものから始めると良く、同じ音で始まる言葉を集めてみたり、絵描き歌を通したりしながら楽しみながら言葉を習得する方法もおススメです。
また、ごっこ遊びも言葉を学ぶ一つの方法でもあります。子供は創造力も豊で、遊びを通して物語を作るのがとても得意です。男の子や女の子に限らず、何かを疑似体験させてあげるのも良でしょう。男の子でも幼稚園くらいならおままごとをしたり、人形遊びをしたりして創造力をより豊にする事もできます。人形劇のような形を作り、お話を作らせるとたくさんの言葉が使えるようになりおススメです。
慣れてきたら難しくする
そのほか、言葉遊びに慣れてきたら少し難しいものを利用してみるのも良いでしょう。文章の中から言葉を抜き出して間違い探しもできるようになってきます。幼児教育のキットなどではカードを利用したものや、絵本を通して学ぶ商品も売られています。
また、大人と子供が一緒に言葉遊びをするのも楽しみながら行う事ができ、上手くできたら褒める事でやる気も育ちます。ほかには上から読んでも下から読んでも同じ言葉を捜す遊びや、単純に逆さ言葉として楽しむのも良いでしょう。
大人も童心に返ってやってみると意外と難しいものもあったりして、一緒に楽しんでみて下さい。なかでも、小さな子供でもやりやすいのがしりとりです。皆さんもお馴染みの言葉遊びで、最後に「ん」が付いた言葉を言ってしまったら負けです。
年少さんから始める事ができて、年長さんなど少し慣れてきたらフルーツのみなど難しくしてみましょう。しりとりはたくさんの言葉を知っていなければできないゲームで、お友達が使っているものを聞いて覚えるキッカケにもなります。